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2014年9月23日 (火)

北斎展とエジプト展

昨日、2014/09/22に行ってきた二つの美術展に関するメモ。

■ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎 @上野の森美術館
2014年9月13日(土)―11月19日(日)
(休館日:9/16火, 9/29月,10/6月,10/14火,10/20月,10/27月)

http://ukiyoe.exhn.jp/

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ボストン美術館の所蔵する約140点を展示。年代別に三部構成。

第一章 稀品と優品でたどる浮世絵版画70年
第二章 華麗な摺物と稀覯(きこう)本
第三章 肉筆画と版下絵・父娘の作品

第一章に、富嶽三十六景や諸国瀧廻りなどの有名な絵が集中。
初期の頃は、絵自体は精緻なものの2、3色の単調な色使い。
それが富嶽三十六景辺りになると、青が目立つ鮮やかな色調に変化。
有名な神奈川沖浪裏や凱風快晴(赤富士)などの色使いは素晴らしい。

途中、赤富士の製作過程の説明があった。どういう順番で刷っていくのかは
分かったのだが、細かい線特に雨や波頭をどう彫っていくのかは分からず。
凸面として残すはずで、下絵としての出来もさることながら、彫り師の力量が
かなり影響を与えそう。

それから、富嶽三十六景は、もう少し大きい絵かと思っていたが、A3よりも
小さいくらいだった。

諸国瀧廻りの絵は、滝の落ちる様、落ちた水の流れる様を深い青をベースに
して白い線でシンプルに表現している。カメラでシャッタースピードを落と
して、滝を撮ってシルキーに表現したものがある。表現される形はそれと近い
のだが、エッジが強調されてシャープな水になっていて、水の勢いを感じた。

この他、ユーモラスに妖怪を描いたもの、花と鳥、その他と盛り沢山でかなり
見応えがあった。

■メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神 @東京都美術館
2014年7月19日(土)―9月23日(火・祝) (休館日:月)
http://met-egypt2014.jp/

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9/23までだったので、9/22に北斎展の後に滑り込みで見学。
メトロポリタン美術館が収蔵する3万点の中からエジプトコレクションの女性
をテーマにした約200点を日本初公開。

女性ファラオは数人いたそうだが、政治的・経済的に成功した唯一の女王
ハトシェプスト女王にまつわる品々を中心に、ホトホル女神信仰に関連する
品々(像、壺、装飾品、棺など)が展示。

エジプト関係の展示を観る都度思うのだが、実際に使っている装飾品の素晴ら
しさは言うまでもないけれど、実用というよりも単なる置物的な物、今で言う
フィギュアのような細かい人形などが非常に精巧に作られている。海洋堂の
仕事のような感じ。富と権力が集中した人だけの話かもしれないけれど、そう
いったものに注ぐ姿勢が現代に通じるものがあって文明の高さを感じる。

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